『映画』ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 イギリスの信長や龍馬的な存在?

アマゾンプライムで配信されていた「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」って映画を見たのでその感想を書いていきます。

第二次世界大戦前後を描写した映画って妙に興味を惹かれるんですよね。普段、戦争ゲームばかりやっているせいかもしれません(笑)

※特にネタバレ要素のある映画ではないので未視聴の方でも読んでOKです。

スポンサーリンク

チャーチルはイギリスの信長であり、龍馬である

自分は映画を見終えてからチャーチルについて色々調べてみたのですが、どうやらイギリスにおいてチャーチルは英雄的な存在のようです。

まあ第二次世界大戦でイギリスを戦勝国に導いた首相ですからね~。日本で言えば信長とか龍馬って感じなのでしょう。時代差が大きすぎる気もしますが。

なぜこういうことを言うのかというと、この映画はイギリス国民の英雄チャーチルを題材にした映画である、という前提を頭に入れてから見たほうがいいと思ったからです。

レビューを漁っていると、フィクション要素もあるので鵜呑みするのは良くないって意見が多かったんですよね。

まあwikiに載っているような作戦とかはちゃんと史実に沿っているようなので、見当外れな映画ってわけではないです。

チャーチルのダメ親父感のあるキャラが面白い

この映画の一番の見所はゲイリー・オールドマンが演じるチャーチルのキャラだと思います。

映画序盤のチャーチルは秘書には厳しく叱咤し、周囲には強気な態度を取り続けるガンコ親父なんですけど、終盤になると政界が敵だらけなことに弱音を吐いてダメ親父感を出す憎めないキャラになるんですよね。

しかも映画は過剰なくらいひたすらチャーチル視点で話が進むので、かなりチャーチルに感情移入しやすい作りになっています。

チャーチル不在の場面はほぼありません。政界のライバルが秘密会議をしているシーンと、気持ち程度の戦争シーンくらいでしょうか。

まあ映画的にチャーチルのワンマンステージになるのは当然っちゃ当然ですが、ここらへんのフォーカスは映画を作っている側のこだわりを強く感じました。

チャーチル=葉巻?

映画を見ていて1つ気になったのが、チャーチルの葉巻です。

劇中のチャーチルは自宅、会議中、電車の中であろうが常に葉巻を吸っていて、相当なタバコ好きだなぁという印象を受けました。しかし、その割に周囲の人間は全く吸わないんですよね。

このあたりはチャーチルの愛煙家っぷりを際立たせる良い演出だと思いました。

メインドラマは和平か抗戦かの政治話

映画の本題は戦争を回避して和平をしたい閣僚と、抗戦すべきというチャーチルの対立で成り立っています。

このあたりの話はまあ戦争結果知ってるしチャーチルが正解って分かってしまっているので、あまり思うことはないですね。

特殊メイクがすごい

この映画の注目ポイントの1つは、アカデミー賞でメイクアップ賞を受賞したゲイリー・オールドマンに施された特殊メイクです。

上の動画を見るとゲイリー・オールドマンの変貌ぶりの凄さがわかると思います。完全に別人です。

特殊メイクは辻一弘さんという方がゲイリー・オールドマンにラヴコールされて施術したらしいんですけど、これだけ注目されたらあちこちからオファーが凄そう。

英国王のスピーチを見ておくとより面白いかも

英国王のスピーチって映画があるのですが、こちらを見ておくと本作がより楽しめると思います。

どちらも第二次大戦あたりの話で、色々と繋がる部分があって面白いです。特に英国王がダメな兄の尻拭いで王位についた境遇とかが掴めます。

チャーチルの劇中でも言われていますが、英国王がチャーチルに対して最初厳しい態度だったのは兄の件があったからみたいですね(笑)

最後に

第二次大戦時のイギリスを描いた映画ってけっこう多いんですね。

「ダンケルク」、「チャーチル ノルマンディーの決断」あたりは本作と作中時期も映画公開時期も近いです。イギリス映画は味のある作品が多いので他作品もオススメですよ!

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする