『映画』オリエント急行殺人事件。ネタバレ無しで見たかった……!

先週から続いていた映画感想5連発はこれでラストになります。

まあ、ブレイキングバッドをまた借りてきてしまったのでその感想を書くことはあると思いますが、そちらはドラマなので別枠ということでw

話は戻って今回は「オリエント急行殺人事件」の感想ですね。

原作が非常に有名なので、本をあまり読まないという人でもどこかで聞いたことのある名前なのではないでしょうか?

作者は「ミステリーの女王」と呼ばれた天才作家アガサ・クリスティで、オリエント急行殺人事件はクリスティの作品の中でも屈指の人気を誇っています。

ネタバレされると面白さが半減してしまう作品なので、今後「オリエント急行殺人事件」を観る予定のある方は読み進めないことを推奨します(笑)

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あらすじ

探偵・ポアロは依頼を終えての帰路、オリエント急行に乗り込む。

豪華な列車の旅を楽しんでいたポアロだったが、同乗していた客・ラチェットから護衛を依頼される。

ラチェットは脅迫文を受け取っており、身の危険を感じていると話す。
しかし、ポアロはラチェットの人相や態度が気に入らず依頼を断ってしまう。

その後、列車は脱線事故を起こしてしまい立ち往生を強いられる。
そして、救助隊を待つ間にラチェットが殺され、ポアロは彼を殺害した犯人を探すこととなるのだが……。

致命的なネタバレをされた状態で見た感想

※ここにはネタバレがあります!

この作品の肝はオチなんですよね。

それをネタバレされているか、されていないかで映画の見方がだいぶ変わってくると思います。

私は昔、ミステリー小説について調べる機会があって、そのときに色々トリックを見ていたところオリエント急行のネタバレを見てしまいました。

「登場人物ほぼ全員が犯人」というのが、このオリエント急行の核心部分です。

どうしてネタバレを見てしまったのか……そんなことを思いつつも、実際に本編も見ておきたいよなぁと思いレンタルしてきました。

しかし、ネタバレされていてもそれはそれでけっこう楽しめる映画でしたね。

犯人たちがお互いを庇い合おうとしてる描写があちこちにあって、ああ、アリバイを作ってあげてるのね(笑)って内心で面白く思いながら観ることができました。

むしろネタバレされてなかったら、色々あーだこーだ考えてシンプルに楽しめなかった可能性まであります。

……いやさすがにそれはないですかね。ミステリってタネに気づく瞬間が一番興奮できますし。

伏線的なセリフが全体的に印象に残った(良い意味で)

映画の序盤でポアロが「世の中には善と悪の2つしかない」みたいなことを言うのですが、これがどうも記憶に残ったんですよね。

これは最近の漫画や小説で善悪で分けるのは短絡だーみたいな論説を見てるせいかもですけど。

で、終盤に犯人たちの動機に共感……?してしまったポアロは、「世の中には善と悪、そしてあなた達がいる」と善悪の2元論を越えた解釈を示すようになります。

映画の中でセリフっていっぱいありますし、忘れてしまうセリフも多いと思うんです。そんな中で序盤のセリフと終盤のセリフを印象的に繋げるって上手く見せ方にこだわって編集したんだなーと思わされましたね。

映像的に平坦にならないように頑張ってた

原作が小説で、しかも列車事件ものなので撮影で風景を変えにくそうだなーと思ったんですけど、そこはなんとか頑張っている様子が見て取れました。

雪山を美しく撮っていたり、崖の横で電車を事故らせて崖下を覗き込ませたりと工夫していたように思います。

それでもやはり、当時の電車って狭いから似たような画も多くなってしまってはいたのですが……そこは列車ものである以上仕方がないのかもしれませんね。

最後に

とてつもなく面白い!って映画ではなかったですが、まあ有名作品の内容を知れたしレンタルしてきた価値はあったかなーというくらいには楽しめました。

これでゲームブログでの映画感想5連発は終わりですが、いずれまたやると思うのでそのときはお付き合いください(笑)

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