『映画』カメラを止めるな! 映画.COMの優秀さを再確認した。

最近映画観てないし、ちょうどTOHOシネマズの割引デーだし、と適当な理由で「カメラを止めるな!」を観てきました。

この映画を観ると決めた理由は、上映時間がちょうど良かった、映画.COMの評価が高かった、の2点だけ。誘った友人も作品に全く興味がなくて、ほとんど予定を埋めるのに付き合ってやるよくらいのテンションでした。

しかしなんでしょうね。最終的には映画.COMの評価ってけっこうアテになるんだなと思わされました。ぶっちゃけ、まだ「カメラを止めるな!」を観に行ってない人はこのブログの感想を読むより、映画.COMってサイトで評価が高いという理由で観に行っていいと思います。

これから書くのは、映画を観た人向けの「この映画こんなんだったよね(笑)」という反省会的なものです。

映画を観てない人はとりあえず劇場に足を運びましょう。映画.COMの評価4.2の信憑性を確かめることができるはずです。

————————
以下、ネタバレ感想。
————————

スポンサーリンク

最初はマジで苦行すぎて帰ろうかなと思った。

1カット30分があること以外は完全に事前情報無しで観ていたので、最初の30分は「なんだこれクソ映画すぎるだろ……」と唖然としながら観ていました。邦画ってこれで評価4.2貰えるのか?変わったことやったもん勝ちなんだな^^とイラつきながら観ていたのを覚えています(笑)

特にそりゃないだろって思ったのが、女優が倉庫から出るときに斧を拾って「こんなところに斧が……ツイてるわね」と言うシーン。

あまりに酷い説明台詞だったので、まだ頭にこのシーンがこびり付いています。観ているときは、この台詞が出るまではカメラアングルとか頑張ってるのかな?低予算映画なりに頑張ってるのかも……と期待していたのですが、ここで一気に粗探しモードに切り替わりました。すると、私の心理を肯定するかのように次々とガバガバ演出が溢れてくるではありませんか。

このとき、まだ30分も観てないのに首は痛くなってくるし、座っていて辛く感じてきました。つまらない映画を観ていると身体に悪影響があるという説はガチだと思います。

それから、映画を駄作認定した上で1つの疑問が湧いてきました。それは残りの60分はどうするんだろうということ。(事前に1カット30分は知っていたので)

まず真っ先に考えたのは、この映画は実は短編集だという説ですね。30分映画を3つ演るならちょうど収まり良いしってことで。実際、内容的には前篇・中編・後編と分けれるので大きく間違っていません。

次にぼんやりと考えていたのは、さすがに内容が酷すぎるし、唐突に「はい、カット!」が入って劇中映画だというネタバラシが入る展開。これも実際その通りになりました。他に残りの60分を埋める案は浮かばなかったと思います。

こういうこれしかないという展開を映画を観ている人に予想させて、期待通りにそれを当てさせてあげるという素直な構造も、この映画の計算された面白さなんじゃないかなと思います。

やっぱりな!クソ映画すぎると思ったんだよ!と観客に手のひら返しをさせて、ネタバラシ編に突入していく流れはベタですけどズルいくらい安心できました。既に評価は限界まで下がりきっているので、あとは上がるだけという状態です。

実際、話がまともになった後編も客観的に観たら大して面白くはないと思います(笑)

ただ、後編を見る前にクソ映画を観せられて評価の基準がぶっ壊れているので、多少邦画特有のショボさがあっても許容できる心境にさせられているワケです。もう完全に構成の勝利ですね。

あとはもう最初の1カット映画の不自然な点がどういうわけだったのか明かされるたびに「そういうことかよ!」と納得して気持ちよくなるだけでした。あーあーそういうことだったのね、たしかに不自然だったよな、と。この段階に入ると作中人物たちに共感しちゃってますし、素直に作品を楽しむことができました。

もしも事前にネタバレされていたら、こんなに楽しむことはできなかったかもなぁ……。

映画.COMはアテになる。

これは自分の基準なんですけど、映画.COMで評価件数がそれなりにある作品で面白さのランク分けをするとしたら以下のようになると思います。

1.0~2.9→ハズレ
3.0~3.3→普通
3.4~3.7→やや面白い
3.8~5.0→面白い

人によってジャンルのツボがあるので一概には言えませんが、大体合ってるんじゃないですかね。

やはり大勢の人が観て評価の平均値を出しているだけあって大外れがない。特に上映中の映画はそれなりに期待して観に行った人に限って感想を付けるものなので、レンタル開始した作品よりも正確な評価が出ていると思います。

何気なく映画を観に行くときは、鉛筆転がしのように映画.COMに観る映画を丸投げしてもいいのかもしれません。

最後に

ホントは君の膵臓を食べたいも観ようかと思ってたんですけど、時間が空いちゃうのと、映画を連チャンで観るのは体力的にキツかったのでやめました(笑)

今回の割引デーぶらり映画鑑賞は中々楽しかったので、また来月も行っていいかもなーと思いました。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする