『読書』科学する麻雀 追っかけリーチは強い。

このブログでは普段ゲームの攻略とか感想などを書き綴っているわけですが、先日、麻雀仲間から麻雀の理論本を貰ったので、せっかくだからその感想をだらだら書いていこうと思います。

まず、この本は「科学する麻雀」だなんて真面目な名前からわかるように、麻雀理論を統計と計算で考察したものです。

私の麻雀スタイルは理論と感覚どっちつかずなのですが、本を読み進めていく中でなるほどな!と納得させられる理論がかなりありました。

中でもカンチャン待ちで追っかけリーチを仕掛けた場合、放銃・アガリ率はアガリ率のほうがだいぶ高いというのはかなり驚きでした。

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追っかけリーチはどんどんすべき

追っかけリーチはほとんどの場合、出来るならしたほうが良いです。

理由は本の中で詳しく説明されていたのですが、結局のところ、相手に先制リーチを仕掛けられた場合に取れる行動は2つです。

1つはアガリを目指すこと、もう1つはオリること。両者のどちらを目指すかの基準は自分の手牌がアガリまで遠いのか近いのか、高いのか安いのかという2点。

基本はテンパイできていなければオリのようで、それだけ先制リーチは強いってことのようです。ただ追っかけでリーチできるなら、競う相手が親でも自分が2600点ある手なら期待値的にリーチすべきなんですね。

個人的な予想ですが、この説を鵜呑みにするなら赤アリで考えてもおそらく3900点あれば追っかけリーチを仕掛けられます。これはかなり実戦で使える知識だなーと思いました。

ちなみに、統計ではリャンメン追っかけでアガリ率は50%近くになり、放銃率は16%程度らしいです。2600点で元が取れるのは、相手が満貫だと仮定しても振り込み1回アガリ3回の割合になるからってこと。

オリる際には相手の序盤の捨て牌を見る

オリるときの切るべき牌の優先順位を解説したページがあって、そこのデータも参考になりました。

例えば相手が序盤の5順で切った捨て牌に3ピンがあれば、1つ外の2ピンは通常の2ピンよりも60%安全になります。

こういった参考になるデータが各種まとめられていたので、データを全部頭に突っ込めば闇雲にアタリ牌を読むよりは遥かに麻雀で強くなれるなと思いました。

ちなみに例に出した捨て牌の読み方は中学生のアカギも言っていましたね(笑)

本とは関係ない麻雀の「流れ」の話

理論本を紹介しましたが、こういう本でよく否定される「流れ」っていう概念があるじゃないですか。

アレってなんなんでしょうね。自分の体験としては、実際に自分が仲間内で麻雀を打っていて圧倒的流れみたいなものを感じることはたびたびあります。

良い手が来まくって3~5順リーチを2~3回連続で掛けれる、みたいな。こういうのって確率の偏りと言って片付けて良いものなのかどうなのか。

文章書きながら落ち着いて考えているとオカルトだな、って分析できるのですが、対局中は興奮のせいか偶然ではないと思ってしまうんですよね。

運ではなく、心理的な部分の影響も大きいのかなぁ……。友人に酒飲みながら打つと強い奴がいるので、精神状態が麻雀の強さに大きく影響するのは確かだと思うんです。

その精神状態に影響を及ぼすようなキッカケや偶然が「流れ」の正体なのかもしれません。

故に「流れ」を信じている人は勝っているときほど合理的な判断をしている傾向があるんじゃないかと思います。逆に「流れ」を信じない人は勝っても負けても一定のレベルで考えて麻雀を打っているのかな、と。

こうして考えると、「流れ」を信じて麻雀をやっている人のほうがゲームを楽しんでいそうに思います。一喜一憂して時には神に祈るくらいやっている人を見るほうが面白いですしね(笑)同じように自分もそうなるくらい入り込んでいるときのほうが麻雀はやってて楽しめています。

とは言え、「流れ」信奉者になるにしても一定の理を持って対戦していたほうが楽しいのは間違いないです。実はこの記事を書いている途中で麻雀に誘われて打ってきたのですが、本の内容を実践したら+150くらいで勝てました。(うさんくさい商品の宣伝文句じゃないですが笑)

以前と変わったのは追っかけリーチを仕掛ける頻度と、危険牌の切り方ですかね。

霧の中を進むように突っ張るよりは、これが合理的なんだ!と信じて突っ張るほうが勝ったときの喜びが大きいです。なので麻雀をより楽しむためにも、理論本を読むのはアリなんじゃないかなって思いました。

最後に

麻雀本は数多くありますが、この本を書いた著者のとつげき東北さんと、 編集の福地 誠人さんはそれらの中でもかなりの有名な人らしいです。

特に「科学する麻雀」と銘打った本は初期の小難しいもの、わかりやすく編集したものと何冊も出ているので、麻雀好きならシリーズの1冊くらいは読んでみても良いかもしれません。

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