『感想』Dead or School コンクリ3000kg。バー経営しつつの制作背景が面白い

7月12日、同人界隈で有名だった漫画家「木星在住氏」が制作代表として作ったゲーム「Dead or School」がsteamでリリースされました。

アニメチックなシナリオゲー・ツクールゲームがsteamで発売されるのは最近珍しくもなくなってきていますが、本作はunityを用いた横スクロールアクションゲームという挑戦的な作品です。

制作背景が個人的に面白いなと思ったので、そういった情報を中心に紹介していきます。

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3人の男たちが作ったゲーム

・漫画家「木星在住」
・プログラマー「MAX」
・イラスト、アニメーション「宮本」

本作はこのたった3人の男たちによって作られたゲームです。厳密に言えば声優さんや音屋を含めてもう少し制作に関わった人は多いとは思いますが、コアメンバーはこの3人。

制作期間中の3人は飲食店を開いたり、日雇いのアルバイトを兼業するなどなかなか苦労したようで、そういった背景からはゲーム制作への熱意を感じることができます。

また飲食店開業については動画でその様子が語られていて、動画単品でも普通に面白いです。自分がこのゲームに興味を持ったのも動画がキッカケでしたしね(笑)

ちなみに飲食店についてはフジテレビのザ・ノンフィクションでも取り上げられたそうです。すごい。

まあ飲食店を開業するための資金をゲーム制作に当てれば良いのでは……?と思ったりもしますが、動画内で語られるように、これも木星在住氏が飯を食っていくための戦略の1つなのでしょう。

実際、漫画・ゲーム制作活動よりも飲食店経営のほうが安定して収入は稼げそうですし。副業は大事ですよね。

クラウドファンディングも活用

「Dead or School」の開発においては、インディーゲーム制作界隈では常道となりつつあるクラウドファンディングも行われました。

クラウドファンディングを用いたゲームに関しては、以前紹介したNOSTALGIC TRAINもそうでしたね。少人数制作・Unityで作ったゲームという点で両者は共通しています。

あとクラウドファンディングを募集したサイトも同様の「CAMPFIRE」だったり。

ゲーム概要

公式のトレイラーがこちら。

steamの紹介文

地上をゾンビに制圧された東京。人々は地下通路に籠り、希望を失い、静寂の日々を過ごしていた。

地下育ちの少女ヒサコは、祖母から「学校」の存在を耳にする。

学校とは、友と遊び学び、青春を過ごす、若者にとっての地上の楽園

少女は祖母から聞いた「学校」を夢見て、地下列車に乗り込み地上を目指す。その先に待ち受ける、絶望にも気づかず…

プレーしてみた感想

まだクリアしたわけじゃないので、触りの感想です。(クリアしたらまた記事で紹介しようと思う)

自分は横スクロールアクションゲーム自体があまり好きな方ではないので、ゲーム内容の良し悪しについては判断しかねますが、クオリティは値段相応以上かなと思います。

Unityらしい3D感のある映像は素晴らしいですし、イラストもセンスがあって良いです。美術的には個人的にペルソナ5を思い出しましたね。地下鉄を潜っていくのも似ていますし、少なからず制作側も意識していそうだなとは感じました。

オマージュ要素があちこちに散りばめられている

例えばこの腕に巻く機械って、完全にFALLOUTシリーズのPip-Boyですよね(笑)

あとスクリーンショットで撮り忘れてしまったのですが、エヴァンゲリオン初号機っぽいボスキャラもいました。こういうオマージュ要素が見え隠れしているのも面白かったです。

アクション良し、爽快感○

アクションゲームなのでアクションが楽しいかも重要ですよね。戦闘は剣・銃・重火器の3つを駆使して戦うのですが、しっかり作り込みがされていてやっていて爽快感があります。

武器改造やスキルポイントを割り振ってのカスタマイズも充実しているのでやり込み要素もあるのが良い。自分はこういうアクションゲームは不慣れなのですが、いまのところは詰むことなく進められています。

クリアしたらシナリオ面でまた長文感想でも書いてみたいですね。

最後に

制作背景がここまで面白いゲームはかなり珍しいと思います(笑)

現在進行系で木星在住氏のツイッター・ブログでは情報が発信されていますし、ブログのほうでは「Dead or School」の前日譚に当たる漫画「機械人形ナナミちゃん」が更新されています。

ゲームクリアはまだまだ先になりそうですが、こういった更新を楽しみつつ遊べるので「Dead or School」はある意味お得なゲームなのでは?と思います。

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