今、PUBGでプロゲーマーになるのは損だと思う

さて、今回主張してみたい事柄は「プロゲーマーになれるだけの才能を持つ人間がPUBGでプロになるのは損」ってこと。

若いゲーマーの人にとっては身近な問題かもしれないこのテーマ。あまり気にしていない人も多いかもしれません。でもどのゲームでプロになるか?ってのは、長いゲーマー生活で先を見据えるならかなり重要です。

損な理由を大きく2つに分けて解説していくので、お暇な人はお付き合いください。

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理由その1:PUBGは儲からない

PUBGは大会を開くので精一杯であり、選手にまでお金が回りません。その理由を以下に解説していきます。

リーグ戦の運営費用が他ゲーに比べて高すぎる。

PUBGでプロリーグを開くとなると、毎試合80人の人間が同時接続できる環境を整える必要があります。これはかなりコストが掛かるんですよね。例えばPJS(PUBG JAPAN SIRIES)の場合ですけど、あの準備リーグでは各地に中継会場を設けての疑似オフラインで試合が行われました。

たしか全国に7箇所くらい中継会場を設営したんでしたっけ。その会場それぞれをレンタルする費用があれば、おそらくLoLやCSGOならリーグ戦を7試合消化できます。この点、5人vs5人のゲームは小さな会場で試合ができてしまうのでかなりエコですよね。

それと、PUBGはこの莫大なコストが掛かる試合を何度も行わないと各チームの実力を計れません。リーグ戦ともなれば毎週試合を行うことになるんでしょうけど、これはかなり大変です。選手の予定はなんとかなるにしても、会場の確保がキツい。複数会場を同時に押さえないといけないわけですから。それこそ専用会場を全国に作るくらいしないと厳しいのではないでしょうか。

また、選手の交通費の問題もあります。選手80人分の交通費となると、1人あたり1000円でも8万円は掛かります。会場レンタル費+選手交通費+スタッフ費用といった具合に足していくととんでもない額になります。

PUBGの試合はコストが高すぎるのです。

PUBGで集客は見込めない

莫大なコストが掛かろうと、プロ野球のように観戦チケットで稼げるなら問題はありません。例えばLoLの日本プロリーグLJLでは、毎試合座席1000円、立ち見500円で観戦料を取っています。

さすがに現状のLJLでは額としては微々たるものでしょうが、こういった現地での収入は将来的に増える可能性がありますし、リーグの運営費用に還元できます。会場ではチームグッズを売っているのでチームごとの収益として成立させることもできるでしょう。まあ、人気チームと不人気チームとで収益に格差は生まれそうですけど。

しかし、PUBGのように擬似オフラインでの試合だと集客は見込み辛い上、観戦料は全チームで等分する他ありません。会場によっては選手が3,4人しかいないなんてこともありますからね。都内の会場ならどうにか興行として成立するかな……といった具合でしょう。

ただ、今度のリーグ戦開幕試合(東京ゲームショウでやる)のように大規模会場に選手全員を集めて試合をやるなら、集客は大きく見込めると思います。選手の交通費諸々でプラマイ0になる気もしますが……。

具体的な解決策としては、大口の大会スポンサーを集めることですかね。ただそれは他ゲーも同条件なので深くは突っ込みません。

あと個人的にそれどうなの?と思ったのが、リーグ戦よりも女性限定大会のほうがスポンサーが多かったこと。

上の画像なんですけど、スポンサー多すぎですよね(笑)

プロリーグもこんだけスポンサーが集まるなら全然運営していけると思うんですけど……。現状はプロより女性プレイヤー大会のほうが集客を見込まれているのでしょう。

まとめると、PUBGは興行として成立させにくいってことです。というか、PJSという手間の掛かるリーグに出場している選手に金銭報酬がないってのはおかしい。(報酬は世界戦への参加権だけ)

理由その2:PUBGはチーム・個人の個性を出しにくい

こちらは運営サイドというよりは、選手個人の事情ですね。

PUBGでは同時に80人で試合を進行するため、選手個人に注目が集まりにくいです。もちろん終盤の1on1とかだとカメラが回りますし目立つんですけど、5vs5のゲームに比べると機会は皆無と言って良いレベルです。

これがMOBAやFPSなんかだと、クラッチでトリプルキルとか派手な場面を演出できるのですが……。PUBGでのスーパープレーは試合の中で数多くあったプレーの1つとして埋もれやすすぎる。

ただ、チームへの注目は多少マシかもしれません。このチームはどこの街に降りまくるだとか、撃ち合いが強いだとか。そういう個性を出すことは可能です。でもそれって個性と言えるものでしょうか。降下地点固定が個性って薄味ですよ。

現実には順位だとか結果に関しての視点がほとんどで、チームの個性だとか戦略性だとかは軽視されている感があります。結局のところ、このチームは撃ち合いが強かった弱かった&立ち回りが上手かった下手だったの2つのバロメーターで解説されてしまうんですよね。

個性を出しにくいとどうなるのか?

例えばツイッターでチームへのフォロワーは増えても選手のフォロワーは増えないといった現象が起きます。【〇〇所属プロゲーマー】という看板で配信をしても、全然視聴が増えないといった現象が起きます。そうなると、プロゲーマーを引退してから困ることになります。

いまTwitchなどで稼いでるストリーマーは元プロが多いですが、そういう人たちはプロ時代に絶大な人気を得た人たちがほとんどです。

現役時代にいかに注目を集めて、それを引退後にどう活かすかというプロゲーマーにとって、現役時代に注目されにくいPUBGは地雷といっても過言ではありません。

結論

・多人数同時対戦という試合形式が絶望的にリーグ戦向きじゃない。
・多人数同時対戦という試合形式は興行向きじゃない。
・多人数同時対戦だから選手個人に注目が集まりにくい。

金が集まらないし、人気も得にくいという2つの欠陥がPUBGにはあるわけです。これはFortniteにもそのまま当てはまります。どちらも競技プロとしてやる旨味が薄い。

もちろん中には成功している人もいるとは思いますけど……他のゲームに比べてどうなんですかね?今の所、PUBGで給料出してると公言してるのってZooGamingくらいじゃないですか。

それなら今からでもCSGOやLoLでプロになるか、他ゲーで激ウマストリーマーとして一旗上げて、それからPUBGでストリーマーやったほうが良いのではと。私はそう思います。

まあ、他ゲーのプロがPUBGに流れてくるのは理解できます。参入障壁が低いし、複数のゲームでプロだったという肩書きは価値がありそう。

最後に

新しいPJSのリーグ開幕があると聞いて、そんで大会要項を見て賞金についての記述がないのを見てこの記事を書こうと思いました。

PUBGって人気に火が付いてから一気にプロチームが増えましたけど、ツイッター見てるとプロチームって人の出入りがめちゃくちゃ激しいんですよね。入って数ヶ月で辞めるとかザラですし、ゲーミングハウスを持って練習してるチームもまるでない。

見切り発車で作っただろってチームばかりであんまり良い印象がないんですよ。プロチームを名乗るならもう少しちゃんとしてから名乗って欲しい。

……とまあ、暇人の呟きでした。ご拝読ありがとうございます。

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コメント

  1. 匿名 より:

    プロゲーマーになれずこんなところで戯言しか言えないやつが何を言ってんだか

  2. 匿名 より:

    Pubgは世界のイースポーツて

  3. 匿名 より:

    たしかにFortniteなどと比べると賞金額は低いかもしれないけど世界のイースポーツでpubgは7番目に大会賞金額が高いゲームです。優勝チームは何億も獲得できるし優勝しなくてもかなりの額が順位ごともらえます。大会数もpubgmに限って言っても世界/地域で相当あります。ただ選手寿命が短いですがそれはpubgに限っことではなくイースポーツ全般のことではないでしょうか。