『感想』TFT 本家オートチェスよりも流行る新感覚ボードゲーム

テストサーバーでTFT(チームファイトタクティクス)が実装されたので早速触ってみました。

これ、マジで面白いですね。自分はTFTの元ネタであるオートチェスが出たときはTwitch配信をチラ見して「微妙そう」と思ってスルーした口なのですが、そのとき触っておけば良かった。

この記事ではざっくりとTFTの楽しさを紹介していきます。

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チャンプを駒にして遊ぶボードゲーム

TFTってなんぞ?という人にもわかるように一言で説明すると、このゲームはいわゆるターン制のバトルロワイヤルゲームです。

8人のプレーヤーは毎ターンコストを得て、引いたチャンピオン五体の中から必要なものを選んで場に出します。場に出したチャンピオンは三体合体させることで強力になっていき、他のチャンピオンとのシナジーを得ることでさらに強くなります。

例えば場に出すチャンピオンの編成をアサシン系で固めるとクリティカルダメージ増し増しになり、ヨードル(動物)系で固めると回避率増し増しになるといった風にです。

つまりはマージャンのように役を作り、強力な手を作っていくわけですね。この手作りの面白さこそがこのゲームの真髄だと思います。

カードゲームのドロー、マージャンのツモのような運要素

TFTの画面構成は画像のように、ドロー・手札・盤面に分けられます。

このゲームはカードゲームと違いデッキを組んだりはできないので、プレーヤーは盤面をどのように組んでいくかを、最初のドローでどんなチャンピオンが出るかで決めていきます。

この初動のドローでなにが出てどんな方向性に決まるのか、方向性を決めたあと欲しいチャンピオンが来るかの運要素が良い具合にマージャンのようなランダム性を生み出しています。

運要素を嫌う人もいるかとは思いますが、自分としてはこういうタイプの運要素は大好物です。

将棋や囲碁やチェスのような厳密な実力ゲーではないけれど、カードゲームやマージャンのようなプレイングで運要素を小さくしていくゲームって戦い方に個人差が出て面白いんですよね。

元ネタであり元祖のオートチェスについて

ここまでTFTについて紹介してきましたが、TFTを遊ぶ上で知っておかないといけないのがオートチェスの存在です。自分もさほどオートチェスについては知らないのですが、TFTのシステムはほぼオートチェスと同様のものだそうです。

オートチェスは元々dota2のカスタムゲームの1つだったらしく、それが面白すぎてブームになり派生作品が大量に作られたという流れでTFTも生まれたのです。派生作品を遊ぶなら元祖には敬意を払いましょう。

独自要素は強力なアイテムとドラフト

オートチェスにはないTFTの独自要素は強力なアイテムとドラフトです。

TFTではチャンピオンにアイテムを装備することができ、装備によって様々な特殊能力を付与できます。オートチェスにもアイテムはありますがTFTほど存在感のあるものではないです。どんなものがあるかと言うと通常攻撃をするたびに攻撃速度が無限に上昇していくグインソーレイジブレードや、チャンピオンの体力を自動回復させるワーモグアーマーですね。

また、TFTではゲーム途中で数回チャンピオンのドラフトピックが行われ、負けているプレーヤーが先に好きなチャンピオンをピックすることができます。このときチャンピオンにはアイテムも持たされているので、序盤負けていても終盤に向けて巻き返しを狙うことが可能です。

アイテムを強くしたのは凄く良かったと思います。運ゲー要素にもなりますが、ドラフトと合わせて戦略性を広げてくれています。ドラフトについては調整でもう少し操作性を改善してくれるとさらに良くなるはず。

TFTは流行るのか?

さて、紹介はここまでにTFTが今後流行るのかについて考えていきます。

個人的に元ネタのオートチェスは海外での盛り上がりに比べて国内ではまださほど流行っている感じはないと思うんですよね。これはオートチェス発祥の地であるdotaが国内でマイナー寄りであることに一因があるでしょう。

その点、LoLは国内のオンラインゲームで最大級のコミュニティを持っているので、LoLプレーヤーの数割が遊ぶだけでもかなりの人口になります。どこまで盛り上がるかはともかくとして、ある程度TFTというゲームは認知されることになるはずです。

流行るか流行らないかで言えば、間違いなく流行るでしょう。いつまで続くはともかくとして。

esports化はするのか?

RiotGames(LoL運営)がTFTのesports化を目指す可能性は高いと思っています。

LoLは長年愛されてきたゲームではありますが、長期運営が続くゲームだけあって今後の伸びはあまりなさそうでしたし、TFTでの収益が見込めるならRiotはesports化で知名度の向上を目指すはずです。

たとえTFTでの収益が僅かでも、TFTをプレーするためにLoLのクライアントをダウンロードしてもらえれば、TFTプレーヤーがLoLに流れたりLoL引退者の復帰も期待できますしね。

ただ、TFTをLoLプロリーグほど本腰を入れてesports化するかは未知数です。日本国内だとLoLのプロリーグですらまだまだですし、あくまで企業主導で大会を開く程度になるかなーと。

RAGEあたりで賞金○○万円!とかの大会くらいは開かれるかもしれませんが、運要素の強いゲームですしプロリーグ化は難しいでしょう。それこそLoL並に流行らない限りは……。

最後に

まあいろいろ書きましたが面白いんでとりあえず触ってみていいと思いますよ。自分はこんなにハマれたゲームは久しぶりですし。

というかテストサーバーが満員すぎて順番待ち9000人以上ってどういうことなの……。この記事書いてる間ずっと順番待ちしてたんですけど未だに入れません(笑)

本実装が楽しみです。ランクマッチがスタートしたらガチります。

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